PMSは薬で緩和することが可能|ノーモアストレスセンター

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症状が表れる理由

女性の中には生理が近くなると怒りっぽくなったり、だるくてやる気が出なくなったりする人がいます。1度だけでなくしょっちゅう経験があり悩んでいるほどならPMSの可能性があります。PMS(Premenstrual Syndrome)は月経前症候群とも呼ばれます。月経前に現れる心身の不調が生活に影響するほどの状態のことを言います。ところが月経が始まるとケロッと症状が消えてなくなるのが特徴です。あくまでも生理痛とは別のものです。女性の体は初潮を迎えてからホルモンの分泌量が増えどんどん変化していきます。女性らしい体つきになって成熟した大人の女性になっていくのです。一生のうち35〜40年間月経は続きます。その大半をPMSで苦しむというのは辛いものです。「女性だからしかたがない」と1人で我慢している場合があります。しかしPMSは対策することで緩和出来ます。月経のメカニズムを理解し上手くコントロールしていきましょう。月経の初日を1日目として次の月経が始まる前日までを月経周期といいます。この月経周期には卵胞期と黄体期があります。卵胞期はエストロゲンというホルモンが分泌され1つの卵胞が発育し始めます。そして排卵日のころから黄体期はプロゲステロンというホルモンが出ることで子宮内は妊娠に備える状態になります。妊娠しなければ子宮内膜は剥がれて血液と共に外に出されて行きます。これが月経なのです。PMSのさまざまな症状はこの黄体期に分泌されるホルモンと関係しています。

我慢するより治療へ

PMSの現れかたは人によって異なります。精神の不調ではイライラを訴える女性が多く8割の人が経験していると言われます。家族や仕事関係者と口論になったり親しい人に八つ当たりしたりします。周りも話しかけづらいなど気を使わせることもあります。憂鬱が続きメソメソ泣きたくなったり無気力になることもあります。またそわそわと集中出来ず緊張感が取れないという人もいます。これらはプロゲステロンの作用が関係しています。プロゲステロンが増えて神経伝達物質のセロトニンが低下することで心の安定が保たれなくなるのです。体の不調もさまざまです。プロゲステロンには体内に水分を溜めこむ働きがあります。そのためむくみによる不快感を感じます。乳房のハリや痛み、頭痛や腰痛も感じることがあります。これらの不調が日常生活に支障をきたしているようなら病院で受診してみましょう。婦人科では一般的に低用量ピルが処方されます。本来は避妊を目的とした薬ですがPMSの緩和にも効果があるので使用されます。心の不調で悩んでいる場合は心療内科や精神科で相談出来ます。イライラや憂鬱、緊張の緩和に抗うつ薬や抗不安薬を処方してもらえます。いきなり薬を飲むことに抵抗がある場合は定期的なカウンセリングを受けることも出来ます。病院に行くまでに基礎体温をつけて体調の波や症状を記録しておくのもよいでしょう。自分で取り組めることとして生活の見直しも大切です。ストレスを溜めることや喫煙・飲酒、カフェインの摂りすぎはPMSの悪化につながるので控えるようにしましょう。